活動報告

2014-03-06
2014-02-25 外交防衛委員会委員派遣 2日目呉

第2日目は、まず、海上自衛隊呉地区を訪れました。
早朝、呉地方総監 三木伸介海将はじめ、隊員の皆様からの栄誉礼を受けました。















呉地方隊の役割・任務等について説明を受けました。
呉地方隊は、西は宮崎県から、東は和歌山県に至る広大な陸海域の防衛を担当し、災害時はその救援の中心となります。
三木総監は、潜水艦乗りであったと、話されておられました。
そして、ブリーフィングの前に、弟さんが、私がかつてサラリーマン時代を過ごした全日空のパイロットであると、気軽にご家族のお話をされておられました。






その後、練習艇「かしま」の艦内を視察いたしました。
「かしま」は、実習幹部の訓練に必要な装備を搭載するほか、国家元首クラスのVIPを接遇可能な部屋や、寄港地におけるレセプション会場としても使用可能なヘリ発着甲板を有する、長期の遠洋航海中の教育実習を行うことのできる練習艦隊の旗艦です。
遠洋航海の有する外交的な意義にも触れました。














 次に、海上自衛隊江田島地区を訪れ、第一術科学校及び幹部候補生学校から説明を聴取するとともに、同地区内の各種施設及び教育参考館を視察いたしました。
海上自衛隊江田島地区は、明治21年に海軍兵学校を東京築地から移して以来、海軍士官養成の場となっておりましたが、戦後は、米軍が進駐し、昭和31年に海上自衛隊が米軍から施設を引き継ぎ、現在に至っております。幹部等の教育の重要性を再確認するとともに、教育参考館では歴史的な資料を拝見し、旧海軍からの歴史に思いを馳せ、海軍特別攻撃隊員の残された遺書に心打たれました。
江田島を訪れるのは、2度目です。兵庫県議会議員時代に、1度訪れました。
その時は、4月で桜の季節でした。本当に美しいところだなぁと、感激しました。
今日、桜はなくても、やはり美しく、心に伝わってくる島です。

なお、徳丸伸一第一術科学校長、池太郎幹部候補生学校長には、終始丁寧なご説明、ご対応をしていただきました。

 最後に、江田島に所在する米陸軍秋月弾薬庫を訪れ、弾薬倉庫など各種施設を視察しました。














最後に、今回の委員会派遣で、私の心に最も深く刻まれた言葉をご紹介させて頂きます。



五 省 : 五省とは、旧海軍の士官養成機関であった海軍兵学校において、生徒がその日の行いを
反省するため、自らへ発していた五つの問いかけのことであり、幹部候補生学校となった現在でもその伝統は受け継がれています。


五 省
一、至誠しせいもとかりしか
真心に反する点はなかったか
 
一、言行げんこうづるかりしか
言行不一致な点はなかったか
 
一、気力きりょくくるかりしか
精神力は十分であったか
 
一、努力どりょくうらかりしか
十分に努力したか
 
一、不精ぶしょうわたかりしか
最後まで十分に取り組んだか


 



 御協力をいただきました関係各位に、心より深く感謝を申し上げます。