参議院議員末松信介です。皆様の強いご支援のお蔭で、去る7月11日の参議院選挙で二度目の当選を果たすことができました。野党になって最初の国政選挙でありましたが、お蔭様で兵庫選挙区七人の候補の中でトップ当選をさせていただきました。さらに自民党も今回の選挙については第一党となり、民主党の単独過半数を阻止することができました。あらためて皆様のご支持、ご支援に厚く御礼申し上げます。 また今回の選挙活動を通じて、行く先々の皆様の温かい励ましを受け、私は自分の政治の原点があくまで地方にあるということを痛感いたしました。これからも地方とともに生きる議員を目指して、国政に取り組んでいく決意を新たにしたところです。 参議院の体制も一新され、私自身は、経済産業委員会と行政監視委員会に所属することになり、特に後者の行政監視委員会では、本会議で委員長に選任されました。行政監視委員会というのは、当初は続発する公務員の不祥事を審議することを目的で設置された委員会ですが、現在はもっと広範囲に行政に関する様々な案件を対象に審議を行っています。民主党政権で事業仕分けが行われていますが、議会としても当委員会を活用して行政活動の仕分けをしようという意見もあり、今まで以上に委員長の責任の重大さに心を引き締めております。 また経済産業委員会は初めて属する委員会ですが、我が国が直面する不況対策や成長戦略を審議する重要な委員会であり、自分自身の研鑽も積みながら十分に任務を果たして行きたいと考えております。 さて、我が国の政治の現状を見ますと、国民生活に直結する景気対策、普天間や尖閣諸島・北方領土などの外交課題、第二の黒船とも言われるTPPへの参加是非等々、国民の幸福に根本から影響を与えるような大きな問題が山積みになっていますが、民主党政権はリーダー不在で迷走するだけです。昨年の政権交代の手段に使われたマ二フェストも今はほとんど形を残していません。民主党は一体日本をどこに導こうとしているのでしょうか。一国民の立場からも不安でなりません。「日本を何とかしなければ」今、私と自民党はかっての責任政党の気持ちに立ち返り、国政に臨んでいます。野党という立場ではありますが、国民の利益を最優先に、日夜山積みする政策課題に懸命に取り組んでおります。 私自身二期目は正念場と考えます。今後、党とともに「真剣勝負」でさらなる飛躍を果たしていきたいと考えておりますので、引き続き皆様の一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。最後になりましたが、皆様とご家族のますますのご多幸、ご繁栄を祈念いたしまして、ご挨拶にかえさせていただきます。