菅内閣は国民に具体策を示さず、期待感だけで参院選に臨もうとしています。卑劣な偽装であり、国権の最高機関である国会を軽視し、国民を愚弄しています。これでは日本に最小不幸社会どころか「最大不幸社会」を招くことは明らかです。現在の菅内閣は「脱小沢」の欺瞞にあります。小沢前幹事長が辞任し、菅総理は、「小沢幹事長はしばらく静かに」と発言しました。「静かに」というのは、「国民の目から隠れる」とう意味なのです。本来は、「政治と金」の問題について国民に説明責任を果たすよう求めるべきです。さらに、代わって実権を掌握したのは、小沢前幹事長の側近の中の側近、輿石東参院会長です。行動原理は選挙至上主義、全く同じです。ご祝儀相場の高い支持率を落とさないため、結局、「政治と金」などから逃げ回り、予算委も開かないまま、参院に至っては本会議を開かないまま、国会を閉じてしまいました。また、今国会で民主党は政府の重要案件をほったらかしにしました。成立法案は戦後、最悪の水準です。加えて、10法案に対し強行採決を行いました。国会は国民のため、法案を審議し採決する場でありますが、審議もなければまともな採決もないのです。彼らの国会運営は憲政史の汚点です。戦前、政党政治が機能しなくなり、国民の怒りが充満し、民主主義が失われました。同様に今、日本の議会制民主主義は危険な状態にあります。絶対にこれ以上、国会を民主党のやりたい放題にさせてはなりません。参院選で与党を過半数割れに追い込み、議会制民主主義を健全に機能させなければ、取り返しがつかない「最大不幸社会」がやってくるのです。
活動報告

2010-06-17
民主党政権は「最大不幸社会」を招く