活動報告

2007-05-17
ハローワークの市場化テストで説明を受ける 雇用・生活調査会

 雇用・生活調査会は17日、ハローワークの市場化テストについて厚生労働省から説明を受けた。  同省は、ハローワークの職業紹介業務について官民の競争入札で業務の担い手を決める「市場化テスト」を導入し、都内2ヶ所に民間委託部門を併設する案を示した。同案によると求職者は設置された官民の窓口を自由に選択できる。雇用保険受給者も民間の対象となるが、失業認定を厳正に行うための職業紹介は官が行う。また、民間事業者に対し、ハローワークインターネット上で提供されている最新の全国情報をCD-ROMで提供する。  民間事業者が求職者の選別を行わないようにするため、窓口利用者に対するアンケートを義務付けるほか、就職困難度が高い求職者について就職目標を設け、未達成の場合は委託費を減額する措置を取る。  川崎二郎会長は「3年間のテストの推移を見ながら、問題が生じた場合、政治家や市場化管理委員会が意見していく」と話した。