電源立地及び原子力等調査会と経済産業部会の合同会議が5日、開かれた。電力各社が提出した電力不正総点検の報告書について、原子力安全保安院や国土交通省の担当者などから報告を受けたほか、北陸電力の志賀原子力発電所1号機の臨界事故隠しについて、同社の永原功社長が説明し、謝罪した。出席した議員からは、「企業統治がなっておらず、現場ではなく経営の責任」「批判を恐れるのではなく、再発防止に向けて、すべての情報を公開すべき」など、電力会社の隠ぺい体質に対する指摘が相次いだ。細田博之調査会長は、「『大変遺憾』が調査会としての結論」と述べた上で、官民が総力を挙げて具体的な信頼回復策を検討すべきとの考えを示した。
活動報告

2007-04-05
発電設備の過去のデータ改ざんについて説明受ける 電源立地及び原子力等調査会・経済産業部会合同会議