活動報告

2007-04-17
児童虐待防止法改正案を了承

 厚生労働部会と児童虐待防止等に関する小委員会は17日合同で会議を開き、児童虐待防止法改正案を了承した。これは児童虐待の発見が遅れ、児童が死亡するケースが増えていることから、与野党の国会議員で作る勉強会が議員立法で提出するもの。現行法では虐待のおそれがあると認められるとき、保護者の同意がなければ立ち入り調査をすることはできない。そこで児童虐待防止法改正案では、保護者が調査を拒否した場合、児童相談所が裁判所の令状を取って強制的に立ち入り調査ができるようにすることとした。また、虐待を行なった保護者が子供につきまとったりするのを防ぐため都道府県知事が「接近禁止命令」を出せるようにする。さらに立ち入り調査を拒否した保護者に対する罰金を30万円以下から50万円以下に引き上げることとした。