活動報告

2007-04-19
伝統文化の保護を強化するための取りまとめを了承 文化伝統創造調査会

 文化伝統創造調査会は19日、わが国の歴史的な建造物や町並み、伝統的技能を次世代へ確実に継承していくための施策をまとめた。  取りまとめは、 (1)修理の手がまわらずに朽ちていく貴重な文化財の保存修理の促進 (2)一度失われたら途絶えてしまう修理・保存技術の伝承者の育成と、修理に必要となる良質な国産材料の使用促進 (3)地域の祭りや行事などの民俗文化財の保存・伝承の強化 (4)文化財保護のための寄付税制の優遇や、民間寄付の受け入れ法人の設立 (5)伝統・文化に対する理解を深めるための教育の推進—などが柱。  同調査会は、日本の伝統文化の継承と保護を強化するための総合的な政策立案を図ることを目的として昨年秋に設置。これまで神社仏閣や美術工芸品の保存修理の専門家などからヒアリングを続けてきた。