活動報告

2007-04-27
集団的自衛権に関する特命委員会が初会合

 わが党は集団的自衛権に関する特命委員会を設置し、27日に初会合を開いた。  同特命委は、中川昭一政務調査会長委員長が務め、現行憲法下では政府解釈で禁じられている集団的自衛権の行使をめぐる問題について検討を行う場として設置された。「個別具体的な類型に即し、集団的自衛権の問題を含めた憲法との関係の整理の研究を行う」との安倍晋三総理の考えのもと、総理の諮問機関として「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」が新たに設置されたことを受けたもの。中川委員長はあいさつの中で、「わが党としても現行憲法の下、何ができて何が必要なのかの議論を改めて行う必要がある」とし、「政府と連携を図りつつ、集団的自衛権についてわが党として何らかの方向性を打ち出していきたい」との考えを示した。  集団的自衛権をめぐる問題について、昨秋から防衛政策検討小委員会で熱心な議論が行われてきた。この日の特命委では、これまで同小委で検討されてきた論点について、石破茂委員長代理から説明が行われた。今後の進め方として石破委員長代理は、「まず言葉の定義や概念について党内の認識を統一するため議論の整理を行い、必要性の観点、法的観点、両方の面からきちんとした議論を行ったうえで結論を出したい」との方針を示した。