厚生労働部会は1日、労働契約法案を了承した。同法案は労使が労働契約を結ぶ際の基本ルールを定めたもので、労働条件の紛争を減らすとともに、就業形態の多様化に対応するのが狙い。使用者に対し、契約内容についての相互確認を促進することや一方的に就業規則を変更し、労働者に不利益にならないようにすることを求める。また、不当な懲戒、解雇を防止するため、その権利濫用は無効であると定めている。さらに有期契約労働者が安心して働けるよう、契約期間中はやむを得ない事由がない限り、解雇できないこととした。会議では最低賃金法改正案と労働基準法改正案も了承された。
活動報告

2007-03-01
労働契約法案を了承 厚生労働部会