外交部会・外交調査会・対外経済協力特別委員会合同会議は6日、外務省から2006年度対中円借款について報告を受け、議論を行った。 2006年度の対中国円借款は、昨年度の約748億円から約17%減の約623億円。供与総額が最も多かった2000年に比べると、約71%減となっている。2001年10月に策定された「対中国経済協力計画」に基づき、現在行われている円借款はすべて環境分野のみとなっている。雲南省や新疆ウイグル地区など内陸部中心に行われ、姉妹都市関係を結んでいる地方との交流を促進することも期待されている。対中円借款は今後、北京五輪が行われる2008年に「円満に終了」することになっている。議員からは、「円借款終了にあたって、これまでの円借款での成果を総括し、中国国民に知ってもらえるようPRすべき」などの意見が出された。
活動報告

2007-03-06
対中円借款について議論 外交部会・外交調査会・対外経済協力特別委員会合同会議