活動報告

2005-06-28
「精神病院」を「精神科病院」に改める法律案を了承 厚生労働部会

 厚生労働部会は28日、精神病院の用語を整理するための関係法改正案を了承した。同案は現在の法律で使われている「精神病院」との用語を「精神科病院」と改めるもの。わが国では明治33年の精神病者監護法精神病院制定以来、精神病院を「収容施設」として定めていた経緯があり、昭和40年以降、医療を行う施設であるにも関わらず、精神病者を収容する施設というイメージが残っていた。同案を説明した西島英利参院議員は「認知症の悪化を防ぐにも精神科の治療が有効だが、『精神病院』というイメージから家族の理解が得られていない。用語改正で認知症やうつ病患者などが精神科に受診しやすい環境となる」と法改正の必要性を強調した。