行政改革推進本部の公務員制度改革委員会は8日、同改革の検討状況について議論した。渡辺喜美・行政改革担当大臣が「公務員制度改革の全体像」として、改革案のポイントを説明。具体的には、「能力と業績の評価に基づく人事」を確立して年功序列を打破することや、天下り問題の抜本的な解決のために、各省のあっせんを改めて「新人材バンク」を利用して再就職システムをつくることなどが趣旨。これを受けて、議員からは、人材バンクが具体的にどのようなものになるか、その機能についての疑問点をはじめ、官民の人材移動ばかりでなく各省庁間のいわゆる「官官」の移動の重要性なども指摘して幅広い意見が出された。
活動報告

2007-03-08
「制度改革の全体像」を議論 公務員制度改革委員会