活動報告

2007-03-16
集団的自衛権と米軍の海外基地・施設について議論 防衛政策検討小委員会

 防衛政策検討小委員会は16日、集団的自衛権と米軍の海外基地・施設について石破茂委員長が説明を行い、議論を行った。  日米安保条約第6条に基づき、わが国は駐留米軍に関する地位協定(日米地位協定)を結んでおり、このうちわが国の施設・区域の「義務的負担」は第24条の規定に拠る。同委員長は、米国が駐留する他国に比べてわが国の駐留経費の負担が大きいのは、集団的自衛権をベースにした同盟かどうかの違いが根底にあることを指摘。「集団的自衛権を行使できないわが国は、米国を守る代わりに米国に基地を提供することが義務となっている。なぜ『思いやり予算』がこれだけ必要なのか。(この日米同盟の片務性を見直すためには)集団的自衛権の議論は避けて通れない」との認識を示した。  同委員長は集団的自衛権を行使した場合の日米同盟関係について、同委員会で引き続き議論を深めていきたい考えを示した。