活動報告

2007-03-20
超長期住宅実現のための金融システム論点整理 “200年住宅”ビジョン~住宅金融システム小委員会

 住宅土地調査会のもとに設置された3小委員会のひとつである“200年住宅”ビジョン~住宅金融システム小委員会は20日、これまでに重ねてきた業界ヒアリングで明らかになった今後の検討課題を報告した。  その主なものは、 (1)住宅ローンを土地とスケルトン(構造躯体部分)を対象とする50年程度の超長期ローンと、インフィル(内装部分)を対象とする20年程度の中期ローンとに分離し、建設にかかる金銭的負担を軽減する枠組みの構築 (2)リフォームを支援するための融資や返済方法の仕組みの導入 (3)住宅の売主から買主にローンがそのまま継承される「アシューマブルローン」や、高齢者の住み替えを支援する仕組みの検討 (4)住宅の資産価値を活用して生活資金の融資を受けられる「リバースモーゲージ」や「ホームエクイティ・ローン」の導入—など。  同調査会と各小委員会はこれら課題の5月とりまとめを目指し、さらに議論を進める方針。