社会保障制度調査会年金委員会と厚生労働部会は20日、合同で会議を開き、パート労働者への厚生年金適用について意見交換した。 厚生労働省が示した案では適用基準を現行の「週30時間以上の労働」を「週20時間」に緩和する一方、月額賃金9万8,000円以上、勤務期間1年以上の条件を新たに加えることとしている。また、経過措置として従業員300人以下の中小企業に対し適用を猶予する。対象は10万人から20万人となる見通し。 会議では正社員とパート労働者の老後生活の格差拡大を防ぐことができるとして導入に賛成する意見がある一方で、企業側が事業主負担の増大を回避するためパート労働者の就業時間をカットするのではないかと懸念する意見も出された。
活動報告

2007-03-20
パート労働者への厚生年金適用について議論 社会保障制度調査会年金委員会・厚生労働部会合同会議