住宅土地調査会のもとに設置された3小委員会のひとつである“200年住宅”ビジョン~住宅金融システム小委員会は8日、全国銀行協会と日本モーゲージバンカー協議会から意見を聞いた。 全国銀行協会の住宅ローンの現状分析では、欧米では不動産価格に占める借入の割合を重視して審査を行うのに対し、わが国では返済計画を重視した審査が主流となっており「可能な限り多く借りて早く返済する」傾向があることなどが紹介された。 一方、日本モーゲージバンカー協議会は、超長期寿命住宅を個人が取得するには居住期間だけ所有する「期間所有権」の概念の必要性を指摘した。 同調査会と各小委員会は今後もヒアリングを重ねたうえで、同ビジョンについての5月とりまとめを目指し、さらなる議論を進めていく方針。
活動報告

2007-02-08
超長期住宅の金融システムについてヒアリング “200年住宅”ビジョン~住宅金融システム小委員会