社会保障制度調査会医療委員会は15日、後期高齢者医療制度のあり方について9日に引き続き議論した。 同制度は75歳以上のいわゆる後期高齢者を対象に、その心身の特性や生活実態などを踏まえた医療を提供するため来年4月から導入されるもの。鴨下委員長は冒頭「高齢者の思いを頭に思い描きながら議論していきたい」とあいさつ。厚生労働省から後期高齢者医療を取り巻く現状と課題が報告された。特に平成23年度末に療養病床が再編成されることから、議員からは「空きアパートなどを療養施設として利用するべきだ」「在宅医療ができるようサポート体制を整備するべきだ」などの意見が出された。会議では今後有識者からのヒヤリングを断続的に行い、制度の円滑な導入に向けてさらに議論を深めていく方針。
活動報告

2007-02-15
後期高齢者医療制度のあり方について議論 社会保障制度調査会医療委員会