外交力強化に関する特命委員会は21日、3つのワーキングチームの座長から今後の方針の報告と、町村委員長代理から「国家の情報機能強化に関する提言」について説明を受けた。 「外交基盤の整備」「外交プレイヤーとの連携強化」「外交ツールの強化」の3つのテーマごとに設置されたチームは、それぞれ5月までにヒアリングや意見交換を重ねて報告を取りまとめる。外交基盤WT(伊藤信太郎座長)では主に大使館・在外公館や人員体制の強化などの議論を深めていく予定。外交プレイヤーWT(後藤茂之座長)は経済界との連携や議員外交の強化などについてヒアリングを重ねながら具体的な提言を行いたい考え。外交ツールWT(小野寺五典座長)は対外経済協力特別委員会と連携しながら政府開発援助(ODA)の見直しについて議論を進めるとともに、情報機能・発信力の強化からポップカルチャーの活用まで、幅広く検討を行っていく方針だ。 また、町村委員長代理が座長を務めた党国家の情報強化に関する検討チームでまとめた提言について説明があり、日本のインテリジェンス機能の強化をめざした同提言の内容を各チームはよく踏まえながら議論をすすめていく方針が確認された。
活動報告

2007-02-21
「国家の情報機能強化に関する提言」踏まえ3つのワーキングチームで議論スタート 外交力強化に関する特命委員会