活動報告

2007-02-28
中国の人工衛星破壊実験について議論 国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議

 国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議は28日、中国の人工衛星破壊実験について防衛省、外務省、文部科学省から説明を受けた。それによると、中国は先月12日、自国の気象衛星「風雲-1C」を弾道ミサイルで破壊したが、同国は「科学的実験であり、いかなる国を対象にもしていないし、脅威にもならない」と主張している。しかし、宇宙での軍拡競争を引き起こす懸念が各国から示されている一方、破壊された衛星がスペースデブリ(宇宙ゴミ)となり宇宙空間で飛散していることが問題となっている。  議員からは、中国の意図と軍事的な影響について詳細な分析を求める声が多くあがったほか、自己防衛能力を持つ衛星開発の必要性を指摘する意見も出された。