活動報告

2008-11-13
医師確保対策について議論 医療委員会

 社会保障制度調査会の下に設置されている医療委員会は13日、深刻な問題となっている、医師確保対策について議論した。出席した議員からは、「医師の過失責任について刑事責任は問わないというルールづくりが必要だ」「医師の偏在を是正するため、もっと予算をつける必要がある」などの意見が出された。この問題をめぐって、政府は昨年5月に取りまとめた「緊急医師確保対策」に基づき、平成21年度の大学医学部の定員を693人増やして約8,500人とすることや、医師不足地域への医師派遣に協力する病院に経費を補助するなどの対策を進めているが、会議では「大変切迫した状況にある」(鴨下一郎委員長)との認識で一致。さらに議論を進め、医師確保対策に取り組んでいくことを確認した。