イラク人道復興支援特措法に関する合同部会は28日、イラクでの航空自衛隊による輸送支援任務を年内に終了することを了承した。同日、政府の安全保障会議で決定し、浜田靖一防衛大臣が撤収命令を出す。航空自衛隊は平成16年3月から、同法に基づきC-130輸送機を派遣し、国連や多国籍軍への輸送支援を行ってきた。最近ではイラクの治安の改善が進み、多国籍軍としての任務を終了する国も出るなど活動目的が達成したと判断した。会議では、出席した議員からは航空自衛隊のこれまでの活動に敬意を表する声が相次いだほか「ラストフライトにはしかるべき人が現地に行き、隊員を慰労してもらいたい」との意見が出された。今回の撤収で自衛隊による復興支援活動は終了するが、わが国は引き続き円借款事業や技術協力を通じた支援を継続していく。
活動報告

2008-11-28
空自の輸送支援任務の年内終了を了承 イラク人道復興支援特措法に関する合同部会