財務金融部会と金融調査会は21日、合同で会議を開き、金融機能強化法改正案と保険業法改正案の骨子を議論した。金融機能強化法改正案は中小企業への貸し渋りを防止するために、地域金融機関への公的資金の予防的注入を可能にするもの。この日示された骨子は、金融機関から国に対しての申請期間が今年3月に切れていた同法を平成24年3月末まで延長することや、これまであった経営責任の明確化などの要件を緩和して使い勝手を改善することなど。出席した議員からは、金融機関側からの申請次第の運用で本当に利用されるのかどうかという問題点が指摘されたほか、金融収縮防止のためにはこのほかに時価会計の見直しが必要とする提案が出された。
活動報告

2008-10-21
金融機能強化法改正案の骨子を議論 財務金融部会・金融調査会合同会議