磁気浮上式鉄道に関する特命委員会は21日、平成37年の開業をめざすリニア中央新幹線の地形・地質調査報告書を了承した。鉄道・運輸機構とJR東海が取りまとめたもので、南アルプスを経る路線など3路線について「地形や地質上からの建設は可能」と結論付けた。同報告書は国土交通省にも提出され、年内にも国土交通大臣がJR東海などに輸送力、建設費、車両技術開発を含む調査指示が出される見通し。堀内光雄委員長はリニア建設が前進したことに対し「次の段階に移ることができ、画期的だ」と強調した。リニア中央新幹線は首都圏—中京圏で開業することを目指している。
活動報告

2008-10-21
リニア3路線地形・地質調査報告書を了承 磁気浮上式鉄道に関する特命委員会