活動報告

2008-09-11
航空自衛隊のイラク輸送支援の年内終了方針を了承 イラク人道復興支援特措法に関する合同部会

 イラク人道復興支援特措法に関する合同部会は11日、イラクで輸送支援を行う航空自衛隊の任務を年内に終了する政府方針を了承した。イラクの治安が改善していることや多国籍軍派遣の根拠となる国連安保理決議が年内に期限切れを迎えることが理由。同法は、イラクでの人道復興支援を行う根拠法となるもので平成15年7月に成立した。16年3月からはC-130輸送機による空輸を実施。多国籍軍や国連の人員・物資を輸送してきた。陸上自衛隊は18年7月に任務を終え撤収している。中谷元安全保障調査会長は「クウェートやイラクに感謝される支援ができた。(支援の準備に取り組んでいるさなか殉職した)奥克彦大使、井ノ上正盛1等書記官、任務にあたった自衛隊に敬意を表したい」と述べた。