農林部会、総合農政調査会、林政調査会は27日、合同で会議を開き、平成21年度農林関係予算概算要求を了承した。農林水産予算総額で対前年度比13.6%増となる2兆9,967億円となった。国内の食料自給率・自給力の強化に力点を置き、水田等有効活用自給力強化向上総合対策に総額3,025億円を計上。水田を利用した米粉・飼料用米、麦、大豆などの作付拡大や耕作放棄地の解消を後押しする。また、農林水産分野における原油・肥料・飼料高騰対策についても盛り込み、農林漁業者の経営体質の強化を図る。谷津義男総合農政調査会長は「田んぼを遊ばせないで、今ある水田をフル活用して、飼料米や米粉米生産などを強化していきたい」と述べ、自給率向上に力点を置く方針を強調した。
活動報告

2008-08-27
平成21年度農林関係予算概算要求を了承 農林部会・総合農政調査会・林政調査会合同会議