特命委員会・水の安全保障研究会は2日、水の安全保障に関する最終報告を取りまとめた。報告では水分野での国際貢献がわが国の安全保障につながり、平和協力国家としての使命であると強調。政治主導で機動的に政策を実現するための「水の安全保障戦略機構(仮称)」を設立することや、産官学の技術と叡智を結集した「チーム水・日本(仮称)」の結成などを掲げている。世界では、約11億人が安全な飲料水を利用できないなど水危機が叫ばれており、こうした水危機が災害の発生、食糧・エネルギーの逼迫をもたらすと懸念されている。中川昭一会長は「今回の最終報告はスタートだ。報告の(具体的な)実現に向け全力で頑張っていく」と述べた。
活動報告

2008-07-02
水の安全保障に関する最終報告を取りまとめ 特命委員会・水の安全保障研究会