活動報告

2008-07-10
ガソリンの価格差解消に向けて議論 離島燃油価格対策プロジェクトチーム

 離島燃油価格対策プロジェクトチームは10日、本土と離島とでのガソリンの価格差について議論した。会議では、同プロジェクトチームが佐渡、対馬、壱岐などで行った現地視察について報告があり、海上運送や油槽所の効率化、港湾や道路の整備、自治体への財政支援などが今後の検討課題として示された。離島のガソリン価格は本土と比べると1リットルあたり、最大で79円、全国平均で12.8円も割高になっているなど、島民の生活にとって大きな負担になっていることから、今年2月の設置以来、積極的な議論を重ねてきた。これを受け、政府は先月末、離島地域の支援策などを盛り込んだ「原油等価格高騰対策」を取りまとめた。宮路和明委員長は「価格差の解消は離島にとって長年の懸案であり、来年度予算の編成に向けて、さらに検討を促進させたい」と述べ、政府・与党一体となって全力をあげていく考えを示した。