水産部会、水産総合調査会、水産政策推進議員協議会は15日、合同で会議を開き、燃油価格高騰問題について議論した。会議では全国漁業協同組合連合会の服部郁弘会長が燃油価格高騰分への補てんなどを求めた。議員からも「緊急事態であり直ちに対策を打つべき」「補正予算、予備費などで対応すべきだ」などの声が相次いだ。世界的な原油価格の高騰で漁船の燃費が、5年前の約3倍に高騰。そのコスト増分を価格転嫁できず休漁や廃業に追い込まれる漁業者が増加するなど深刻な打撃を受けている。この日は、こうした影響を受け、全国約20万隻の漁船が一斉休漁。東京・日比谷で開催された全国漁民大会には、漁業の「存亡の危機」を訴え、全国の漁業代表者約3,600人が集まった。大会には谷垣禎一政務調査会長ら党所属国会議員も出席し、漁業者が直面する窮状に耳を傾けた。谷垣政調会長は「実効性、即効性のある策をすべて出していかないといけない」と訴えた。
活動報告

2008-07-15
燃油価格高騰問題で漁業者の窮状に耳を傾ける 水産部会・水産総合調査会・水産政策推進議員協議会合同会議