国防部会、安全保障調査会、基地対策特別委員会は4日、合同で会議を開き、クラスター弾の規制について議論した。同兵器は空中で多数の子爆弾をまき散らす兵器。わが国はこれまで敵軍の上陸を沿岸で阻止するという防衛戦略上、迅速に広範囲を制圧できる同兵器の全面禁止に難色を示していた。しかし、福田総理の政治決断により、わが国は先月30日に開かれた、軍縮交渉「オスロ・プロセス」のダブリン会議で、同兵器を禁止する条約案に同意した。会議では福田総理の政治決断を高く評価する一方、同兵器に代わる抑止力の保持について議論する必要があるとの意見が出された。同兵器をめぐっては、第2次レバノン戦争などで使用された不発弾が現地住民などに被害を与えたことから、欧州を中心に禁止・規制に向けた国際的な動きが強まっていた。
活動報告

2008-06-04
クラスター弾の規制について議論 国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議