国防部会、安全保障調査会、基地対策特別委員会は11日、合同で会議を開き、元米国家安全保障会議(NSC)上級補佐官で戦略国際問題研究所(CSIS)日本部長のマイケル・グリーン氏から米国大統領選挙の情勢分析などについて説明を受けた。共和党のマケイン氏のアドバイザーをしているという同氏は、「日本の新聞は民主党のオバマ氏が勝つ雰囲気で報道しているが、実際は互角の情勢である」と述べ、最近の世論調査で両氏の支持率が拮抗していることなどを報告した。その上で、両氏が今後どのような戦い方をするかによって勝負が決まるとの考えを示した。また、両氏の外交姿勢について、「イラク問題を除き、大きな違いはない」としたが、北朝鮮外交でマケイン氏が「対話と圧力」を重視しているのに対し、オバマ氏はより「対話」を重視しているとの見解を示した。
活動報告

2008-06-11
マイケル・グリーン氏が米国大統領選挙の情勢を分析 国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議