水産部会と水産総合調査会は11日、合同で会議を開き、燃料の高騰で赤字経営となっている漁業者への支援策について議論した。会議では、大日本水産会の中須勇雄会長が遠洋マグロ漁船用の燃料費が収入の半分を占めるまで事態が深刻になっている現状を報告。「このままでは、漁業者が次々と辞めてしまう」と述べ、早急に抜本的な対策を講じるよう求めた。また、水産庁からは、漁業者の省エネ化を助成する燃油高騰緊急対策の申請が増えていることなどが報告された。出席議員からも漁業者への支援を求める声が相次いでおり、同合同会議では引き続き議論を行っていく方針。
活動報告

2008-06-11
燃料高騰による赤字漁業者への支援策について議論 水産部会・水産総合調査会合同会議