活動報告

2008-06-12
畜産・酪農追加緊急対策を決定 農業基本政策小委員会・畜産・酪農対策小委員会・農林部会・総合農政調査会合同会議

 農業基本政策小委員会、畜産・酪農対策小委員会、農林部会、総合農政調査会は12日、合同で会議を開き、畜産・酪農生産者の窮状を救うための追加緊急対策を決定した。同対策は、今年2月に措置した畜産・酪農関連対策に続く、総額738億円の緊急追加対策。今回の対策では、配合飼料価格安定制度をできる限り生産者の負担を抑えられるように見直しを図るほか、バター用など加工原料乳生産者への補給金単価を1kgあたり30銭引き上げるなど畜種別政策価格の期中改定を行う。また、経営安定対策として、自給飼料の生産拡大に取り組む北海道の酪農生産者への支援策や、優良な種雄牛精液による人工授精により肉用子牛の資質向上を図るなどの対策も盛り込んだ。なお、今回の追加緊急対策の骨子をとりまとめた配合飼料高騰対策プロジェクトチームは、配合飼料価格の高騰に備え、今後も設置を継続する方針。