活動報告

2008-06-20
169回通常国会閉幕へ 政府提出法案63件が成立

 169回通常国会が21日、閉幕する。156日間の会期中、政府提出法案80件のうち63件が成立。昨年通常国会(91.8%)を下回るものの、78.8%となった。「衆・参ねじれ状況」のなか、野党が「党利党略優先」の国会戦術をとったため当初、厳しい運営を余儀なくされたが、政府・与党の懸命の努力が実を結んだ形だ。参院では、政府提出の防衛省設置法改正案と児童福祉法改正案の2法案や自ら提出したものを含む23本の議員立法の継続手続きをとらなかったため、すべての法案が廃案となった。条約は、日本・東南アジア諸国連合経済連携協定など6条約が衆院送付から30日を経過したため、憲法の規定により自然成立し、廃案を免れた。この結果、提出された13条約はすべて成立した。一方、衆院では基礎年金国庫負担引き上げ法、長期優良住宅普及促進法のほか野党提出の長寿医療制度廃止法案などが継続審議となった。福田総理はこの日の代議士会で「心残りはあるが、(懸案は)だいたい仕上げることができた」と今国会を総括した。