無駄遣い撲滅プロジェクトチームは25日、財政再建に取り組んでいる大阪府の橋下徹知事を招き意見を聞いた。橋下知事はさきに発表した府政改革案「大阪維新プログラム」などを踏まえて、財政収支見通しの見直しに始まり、府庁職員の人件費削減に到る、就任後4カ月間で進めたさまざまな財政収支改善策を説明。ずさんな金の使い方をしている実態に直面して、全庁で定期刊行物の購読や顧問弁護士料を見直したり、出張費に含まれていた細かな手当てにもメスを入れた結果、「府庁内がお金の使い方を見直すようになった」「公務員がまず模範を示すことで、府民から支援をいただいた」と紹介した。また、国からの補助金削減や負担金増の点を絡めて「今の国と地方の仕組みでは地方が財政再建するインセンティブがない」とも指摘した。出席した議員からは「貴重な話」と評価しながら、今後の府政ビジョン策定や多選禁止、政令指定都市についての考え方などさまざまな点から質問し意見を聞いた。
活動報告

2008-06-25
財政再建について橋下知事からヒアリング 無駄遣い撲滅プロジェクトチーム