中谷元・安全保障調査会長ら国防関係会議のメンバーは1日、防衛省改革小委員会がまとめた「提言・防衛省改革」を福田康夫総理に申し入れた。同提言は、前日の国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議で了承されたもの。「防衛省改革の議論には、憲法改正が前提」とし、わが党が平成17年11月に取りまとめた「新憲法草案」に既に打ち出している「自衛隊の憲法上の位置付けの明確化」や「軍事裁判所の設置」を求めている。また、「統合運用」が円滑に機能するよう、防衛省内の内部部局の「U(uniform=制服) C(civilian=文官)混合」、内閣総理大臣や防衛大臣の補佐体制の強化、現行の防衛参事官制度を廃止して防衛大臣補佐官制度を新設することなどを盛り込んでいる。申し入れを受けた福田総理は、「しっかり参考にさせていただく」と述べ、政府の「防衛省改革会議」での議論に反映させていく考えを示した。
活動報告

2008-05-01
「提言・防衛省改革」を福田総理に申し入れ