活動報告

2008-05-29
米田雅子慶大教授が「農商工連携の事例に学ぶ」と題して講義 中央政治大学院「地方再生リーダー育成塾」

 中央政治大学院主催の「地方再生リーダー育成塾」(第2期)の第2回講座が29日、党本部で開かれ、慶応義塾大学理工学部の米田雅子教授が「農商工連携の事例を学ぶ」と題して講義した。米田教授は、「高齢化による農業の担い手不足や建設業の公共事業縮小による衰退などで地場産業が疲弊している」と地方経済の現状を指摘したうえで、「農林水産業、商工業など従来の縦割りの垣根を超えて、共に力を合わせ、地域の強みを生かした産業を興しブランド化していかなければならない」と強調した。また、「地域ブランドを新たに作るためには規制の枠に捉われない自由な発想が必要」として、新潟県と宮城県で地元の建設業者が野菜栽培で成功している事例を紹介。補助金や公共事業に頼らない自立した産業の創出が不可欠だとの認識を示した。そして、塾生に対し「皆さんが地域ブランド創出の牽引役となってほしい」と激励した。