輸入食品の安全性に関する緊急対策本部は6日、中国製冷凍ギョーザ中毒事件の最近の状況について関係省庁から報告を受け、議論した。警察庁は先月末に行った中国公安当局との情報会議で、未開封の袋からメタミドホスが検出されたことなどの証拠を挙げながら、日本国内で薬物が混入された可能性が低いとの見解を中国側に伝えたことを報告した。またメタミドホスが袋を通るとの中国側の実験結果が論理的でないと指摘した。内閣府は関係閣僚会議が決定した情報の集約・一元化体制の強化など食品の薬物中毒の再発防止策について説明した。厚労省は天洋食品が製造したギョーザの回収状況を報告した。出席した議員からは「中国の公安当局は日本と同じ捜査能力があるのか」「日中で共同してメタミドホスが袋を通るか実験すべき」などの意見が出された。
活動報告

2008-03-06
中国製冷凍ギョーザ中毒事件について議論 輸入食品の安全性に関する緊急対策本部