活動報告

2008-03-18
飼料価格高騰ふまえ、鶏卵補てん基準価格を185円に 畜産・酪農対策小委員会

 畜産・酪農対策小委員会は18日、農林部会、総合農政調査会と合同で会議を開き、平成20年度の鶏卵補てん基準価格を前年度より19円引き上げて、1キロあたり185円とすることを了承した。今回の価格決定は、配合飼料の高騰により厳しい経営を強いられている採卵養鶏生産者への経営支援を踏まえたもので鳥インフルエンザが発生した平成15年度の補てん金額の水準を上回る見込み。葉梨康弘委員長は「今回の価格決定は、基金を使いきる水準の思い切った対策。業界にも価格転嫁の努力、生産調整の努力をお願いしたい」と述べた。出席した生産者団体からは「生産者の窮状にしっかりこたえられる価格水準」と評価の声があがった。この日は、飼料高騰への対策をさらに進めていくためのプロジェクトチームを設置することを決定した。座長には葉梨委員長が就任し、5月末をめどに対策を取りまとめる方針。