活動報告

2008-01-09
福田総理 初の党首討論で小沢民主代表と対決

 福田康夫総理は9日、国会で就任以来初の党首討論に臨み、民主党の小沢一郎代表を相手に、年金記録問題と自衛隊の海外派遣について政府の方針や考え方を述べた。年金記録問題では、小沢代表が5,000万件の未統合の年金記録をめぐり、「国民全員に年金状況を送付して判断や申し出を受けるべきと主張してきたのに、政府は未だにやっていない」として政府を批判した。これに対して、福田総理は「壮大なずさんなことをしてきた」と述べ、早期に国民の不安解消が必要との点では小沢代表と同じ思いであることも繰り返しながら、「ねんきん特別便」をはじめとする国民への通知手順についてていねいに説明。「なるべく正確な基礎台帳をつくらなければならない。そのために政府も民間も総動員体制でやっている」と述べ理解を求めた。この日は45分間のうち3分の2が年金記録問題に集中。自衛隊の海外派遣でも憲法解釈を問いながら「答弁になっていない」と迫った小沢代表に対して、福田総理は終始冷静な応答で、初対決を無難にこなした。