参院本会議は22日、福田康夫総理の施政方針演説に対する代表質問を行い、わが党からは尾辻秀久参院会長が質問に立った。このなかで尾辻会長は地方の経済について「いずれの産業も疲弊している」と指摘。地域間格差の例をあげながら、格差の是正に向けた総理の所見を質した。これに対し福田総理は、「より広く成長の成果を実感できるようにしたい」と述べ、成長力を強化して経済の底上げを図り、中小企業の生産性向上や地域間格差の是正に取り組んでいきたいとの考えを示した。また、尾辻会長は年金記録問題を取り上げ、国民の信頼回復に向けた取り組みについて質問。福田総理は「小沢代表と政府与党の方向性は基本的に同じ」と述べ、制度のあり方について与野党で建設的な協議を重ね、年金の安定に向けて全力をあげていくとの決意を述べた。最後に尾辻会長は、「難局に当たる今こそ、断固たる信念のもと、国と国民のために先頭に立っていただきたい」と福田総理を激励して質問を締めくくった。
活動報告

2008-01-22
尾辻秀久参院会長が地域間格差や年金記録問題について代表質問 参院本会議