憲法改正推進本部が4日、憲法改正に向け議論を開始した。この日は、谷垣禎一総裁と大島理森幹事長が会議に出席、平成17年にわが党が取りまとめた「新憲法草案」の取り扱いや今後の議論の進め方について協議した。谷垣総裁はあいさつの中で、自主憲法の制定が党是であることを強調した上で、「これからの党の旗印として、この問題を眠らせることなく、しっかり前に進めていきたい」と改正への決意を示した。出席した議員からは、「憲法改正は、わが党のレーゾン・デートル。(今後も)絶対に掲げていくべき」「時代の変化に応じた憲法を考え、(国民に)明示することは民主党にはできない」との意見が出されたほか、憲法審査会が平成19年、衆・参両院に設置されたにも関わらず、与党の反対で機能していないことをもっと国民にアピールすべきとの意見が出された。同本部は平成16年、「新憲法制定推進本部」の名称で総裁の直属機関として設置され憲法改正へ向け取り組んできた。今回、名称を改め、活動を再開した。同本部は今後、新憲法草案の内容を検証しながら、新たな国家像を国民に示し、憲法改正を着実に実現していく考え。
活動報告

2009-12-04
憲法改正に向け議論スタート 憲法改正推進本部