活動報告

2009-11-05
米軍普天間飛行場の嘉手納基地統合案について嘉手納町長よりヒアリング 外交・国防合同部会

 外交部会と国防部会は5日、合同で会議を開き、沖縄県の米海兵隊普天間飛行場の嘉手納基地との統合案について宮城篤実嘉手納町長よりヒアリングを行った。岡田克也外務大臣が嘉手納基地との統合を移設案の1つとして検討していることを受けたもの。宮城町長は、「理想は県外、国外の移転」と述べた上で、「騒音があるから嘉手納に持ってくるとはどういうことか。嘉手納基地は普天間の3倍の騒音がある」「空軍と海兵隊がいっしょになってもうまくいくわけがない」と嘉手納移設案に反対の意向を示した。また、同町長は記者団に対し、鳩山総理が名護市長選挙と沖縄県知事選挙の結果を見た上で、移設場所の判断をしたいとしていることについて、「こともあろうにわが国の外交・安全保障問題を一市民の選択にゆだねるということで、総理大臣が務まるのか。まず、ひとつの決断をされ、それを示すことが大事だ」と述べた。