法務部会は17日、児童ポルノ禁止法改正案を今国会に提出する方針を固めた。同法案は、児童ポルノの単純所持を禁止することが柱。自己の好奇心を満たす目的で児童ポルノを (1)所持した者 (2)電磁的記録を保管した者—には「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」とする罰則を科すことを新たに設ける。森まさこ部会長は「先進国のなかで、日本とロシアだけが単純所持を禁止していない状況。わが党として1歩でも前進させていきたい」と提出に向けた決意を述べた。同法案を巡っては、先の通常国会に同様の内容を提出し、民主党との修正協議が行われたが、審議未了で廃案となっていた。今国会でも引き続き、成立に向け民主党はじめ与党側との調整が行われているが、連立を組む社民党が「恣意的な捜査が行われる」などして懸念を示している。
活動報告

2009-11-17
児童ポルノ禁止法改正案を今国会提出へ 法務部会