農林部会と野菜・果樹・畑作物等対策小委員会は26日、12月に決定予定の来年産のさとうきび・でん粉原料用かんしょの政策価格と対策について、要望を政府に申し入れた。具体的には (1)現行以上の農家手取り収入の確保 (2)対策の対象者要件に防除や中耕培土を基幹産業として追加する (3)機械化の促進を図るため、さとうきび増産プロジェクト基金を強化する (4)国産黒糖の表示区分をわかりやすくする (5)世界貿易機関(WTO)農業交渉では、砂糖およびでん粉が重要品目となるように交渉する—の5項目。宮腰光寛部会長、山田俊男委員長をはじめ8人の部会・委員会メンバーが農林水産省で郡司彰副大臣と面会し、宮腰部会長が代表して申し入れ書を手渡した。今後、同部会・委員会は、麦、大豆、てん菜・でん粉原料用ばれいしょを対象にした水田・畑作経営所得安定対策についても申し入れを行う方針。
活動報告

2009-11-26
さとうきび・でん粉原料用かんしょの経営安定対策決定にあたり、政府に申し入れ 農林部会、野菜・果樹・畑作物等対策小委員会