活動報告

2009-10-21
来年度概算要求について議論 農林部会

 農林部会は21日、来年度概算要求について議論した。来年度の農林水産予算総額は2兆4,071億円。概算要求には、別枠で来年度実施予定の農業者戸別所得補償制度の米のモデル事業にかかる3,447億円を加え、合計で2兆7,518億円が計上される。出席した議員からは同制度について「制度実施により米価下落がさらに進み、際限なく予算が増えるのでは」「予算額を先に計上し、後に制度設計というのは順序が逆なのでは。積算根拠も不明確」などの意見があった。加藤紘一最高顧問は、「野党は質問力が問われる。農家と一緒に新しい施策について、いいものはいいがおかしいものはおかしいと国会審議で激しくぶつけていく」と述べた。また、宮腰光寛部会長は「全員野球のチームのキャプテンのつもりで頑張りたい」と述べるとともに、同部会に民主党マニフェスト検討チームを設置し、特に農業者戸別所得補償制度の問題点の検証に力を入れる方針を示した。