文部科学部会と文教制度調査会は18日、合同で会議を開き、13日にプロレスリング・ノアの試合中の事故で三沢光晴さんが亡くなったことを受け、プロレス3大メジャー団体(ノア・全日本プロレス・新日本プロレス)と意見交換した。馳浩文部科学部会長は冒頭「積極的に再発防止に取り組んでほしいとの思いもあり会議を開いた」とあいさつした。三沢さん同様トップレスラーで社長業を務める全日本プロレスの武藤敬司社長は「受け身の上手い三沢選手が、バックドロップが原因で(本当に)駄目になったのか疑問。今後事故が起きないよう改めて選手一同話し合いたい」と語った。ノアの仲田龍取締役統括本部長は「3団体でトレーナー制や選手の健康管理を含めたライセンス制を始める予定していた矢先の事故となった」と説明した。新日本プロレスの菅林直樹社長は「今回の事故を教訓にプロレス界で統一的な医療体制やトレーニング体制をとっていきたい」と強調した。出席した議員からは「全試合でのリングドクターの配置を」「事故原因の検証が必要」などの声があがったほか、プロレス界の統一的な組織が存在しないことから、協会の設立を求める意見も出された。
活動報告

2009-06-18
プロレスラー三沢光晴さんの死亡事故を受け、プロレス3大メジャー団体と意見交換 文部科学部会・文教制度調査会