活動報告

2009-06-18
JR東海から3ルートの工事費などの試算について報告受ける リニアに関する特命委員会

 磁気浮上式鉄道(リニア)に関する特命委員会は18日、JR東海から東京・名古屋間の工事費などの試算について報告を受けた。案として想定している3ルートのうち、 (1)木曽谷ルートは5兆6,300億円(路線の長さ334km、所要時間45分) (2)伊那谷ルートは5兆7,400億円(346km、47分) (3)南アルプスルート5兆1,000億円(286km、40分)—としている。今後、同社は、維持運営費、設備更新費、輸送需要量を8月上旬までに明らかにしたい考えだ。堀内光雄委員長は「(JR東海が)この調査を基に、密度の濃い地域との折衝を行うという前向きな姿勢なので歓迎したい」と述べた。古屋圭司委員長代理は「今後各県との調整が本格的に動き始めるが、われわれは調整を見守るだけでなくバックアップしていく。地元負担に関しては、知恵を出し、軽減させていくスキームづくりが必要」と強調した。