道州制調査会は12日、検討してきた「北海道道州制特別区域推進法案」について、その素案に当たる基本的考え方を了承した。現在の北海道を将来の道州制導入の検討のための特別区域とし、国からの権限移譲が想定される事務・事業の一部について特例措置を講じる内容。伊吹文明会長は「まず実験的に始めることなので、あまりに大風呂敷を広げてはできなくなる」としながら、ここにきての調整過程や留意点を説明。出席した高橋はるみ北海道知事も「この案によって道としては制度的担保をいただいたと考えている。これを先行モデルとしたい」と述べたうえ、すでに道内市町村の改革などに着手していることを説明した。また、武部勤幹事長は「これからが大事。北海道だけのものにしてはならない。大きな試金石だと感じている」と強調した。
活動報告

2006-04-12
「北海道道州制特別区域推進法案」の素案を了承 道州制調査会