国防部会、安全保障調査会、基地対策特別委員会は15日、合同で会議を開き、ソマリア沖・アデン湾海賊対処として固定翼哨戒機P-3Cを派遣することについて防衛省から説明を受けた。浜田靖一防衛大臣が同日、P-3C2機の派遣命令を出した。18日の先遣隊派遣後、今月下旬に本体が出発し、6月上旬にも任務を開始する予定。上空から海賊船を警戒監視し、海上自衛隊護衛艦などに情報提供していく。また、P-3Cの駐機場警備などのために陸上自衛隊隊員約50人も派遣する方針。P-3Cがソマリア隣国のジブチを活動拠点とすることに、議員からは「同国へのODA支援を踏まえた対応も必要だ」との意見が出された。3月30日からすでに任務を開始した護衛艦「さざなみ」「さみだれ」の2隻はこれまで合計17回・55隻の船舶の護衛を行っている(14日現在)。
活動報告

2009-05-15
ソマリア沖・アデン湾海賊対処でP-3Cを派遣 国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議