活動報告

2005-07-26
保護観察制度の充実・強化法案を了承 法務部会

 法務部会は26日、保護観察の制度の充実・強化を図る法律案を了承した。議員立法として今国会に提出を目指す。保護観察付執行猶予者に対して、仮出獄者に対する保護観察と同様に「7日以上の旅行は許可制」にし、さらに「特別遵守事項」を設けて、対象者の側から保護司をたずねて生活指導を受けることや、更生のための処遇プログラムを受けることが義務付けられることになる。この法改正は、行方不明の保護観察付執行猶予者が少女監禁事件で再逮捕されたことを受けたもので、平成16年の所在不明の執行猶予者は約1,500人に及んでおり、保護観察制度の体制の不備が指摘されている。